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本当の総合医学とは(1)

代替医療のほとんどは検証が難しく、いままでに臨床試験などによって多少とも何かの病態に効果があるとされているものは残念ながらほとんどございません。このことは、私自身が自分で長年かけて調べてみて驚いている次第です。現代医療を本当に補完するような統合医療が今後出てくることを希求しています。

一方の現代医療は、その限界、システムや考え方に根本的な問題があるものの、多くの批判にさらされて今日の姿になっております。救急医療や急性の病態ではとくに現代医学の力が発揮されています。ただし、ガンを含めた慢性病に関しては、「疾病ビジネス」とよばれるほど、製薬業界の利益のための医療となっている面は否定できません。

今日の医学は高度に専門化しています。循環器専門医が神経疾患に興味をもつことはなく、耳鼻科は消化器疾患を診ることはありません。プライマリーケア―医のように、たとえそのような専門科の垣根を取りさらって医学全般に渡って関心をもつ医師でさえ、医学以外の学問の研究に触れることはほとんどありません。これでは人体を総合的に捉えることなど全く不可能です。

さらに言えば、医学を含むサイエンスそのものが高度に専門化されていて、化学者が生物学や進化の理論に関心を持つことはほとんどありません。学問というものは、突き詰めるとすべてはつながっていることに気付くのですが、金融資本主義社会では、より専門化しないと経済的に生きていけない環境にあります。世界では医師も専門医になるほど給料は上がります(日本だけが例外です)。大学の研究者も信じられないくらい狭い世界で生きています。

しかし、病気の発症原因を考えるとき、活性酸素、医薬品・農薬・武器などの石油化学合成品(多国籍企業の活動)による水質汚染、車・工場の排気ガスによる大気汚染、感染あるいは人体そのものの進化的な脆弱さ、太陽系における地球の変化、遺伝子組換え技術が及ぼす影響など分かっているだけでも膨大な範囲に及びます。

では例えば活性酸素はなぜ発生するのか?

それを考えるときに、酸素そのものの由来を考えないわけにはいきません。酸素の由来を考えるとき、古生物学、進化学、生物学、植物学、比較解剖学、 化学、物理学などの学問の知識は絶対必要となります

また病気の発生を知るためには、文化人類学、統計学、疫学などの学問知識も必要となります。さらに文化人類学、統計学とはいったい何なのかなど学問のつながりは人間の誕生とともに連綿と続いているものです。

本当の統合医療とはこのような人類の財産ともいえる様々な学問の知識を'統合'する医学に基づかなければなりません。まさに 極端に専門分して細分化されている医学及び学問を統合的にとらえ直す作業であり、英語ではInterdisciplinary (インターディシプリナリー)あるいは Multidisciplinary (マルチディシプリナリー)アプローチといわれるものに相当します。これを代替医療の「統合医療」と区別するために、あえて「総合医学・医療」と名付けました。

総合医療とは<(1)(2):ピースを埋める(3):健康危機

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