リウマチの治療・症状でお悩みの方へ

現役医師であり統合医療の第一人者である崎谷医師が、関節リウマチの症状・原因・治療に悩む方に対して情報を発信しています。

関節リウマチの治療戦略U

作用ー反作用の法則

リウマチ・膠原病・自己免疫疾患の治療で大切な視点として、「時間」という要素があります。

リウマチ・膠原病を含め多くの病気と呼ばれるものは、突然発症するものでなく、長い経過をたどって表面化してきます。リウマチ・膠原病・自己免疫疾患は慢性炎症という長い経過をたどります。インフルエンザなどの感染であれば、急性に発症しますが、通常は1週間程度で何も治療しなくても治ります。

リウマチ・膠原病はインフルエンザのような単純なウイルス感染ではない、複合的原因が折り重なった慢性炎症です。したがって、基本的にすぐに治るものではありません。今後、いくら医学の世界で特効薬ができたとしても、すぐに治すものは出てこないでしょう。

これは、ガンを考えれば分かりやすいでしょう。ガン細胞自体を壊滅状態に追い込むには、細胞毒を与えることで簡単に行えます。しかし、強い細胞毒を使うほど、こんどは私たちの健康な細胞がやられてしまい、最終的には死期を早めてしまいます。

○効果があるという医薬品→細胞毒が強い→健康な細胞、免疫が壊滅する→死期を早める

という図式ですね。これを生体の「作用ー反作用の法則」といいます。

私たちの体に何かが作用すると、必ず体がそれに対して同じだけの反応を示すという単純な法則です。次にリウマチ・膠原病・自己免疫疾患で考えてみましょう。

過剰な自己免疫を抑えるには、ステロイド、免疫抑制剤、抗がん剤、生物学的製剤が有効です。

○ステロイド、免疫抑制剤、抗がん剤、生物学的製剤→全身の免疫抑制→炎症鎮火→健康な細胞の感染→感染症で死期を早める

これも同じ図式です。

結論は、

「時間をかけて発症した慢性病は、時間をかけて元に戻していくこと」です。急いで効果の高い医薬品を使用すると、作用―反作用の法則で体がかならず、強い副作用を出します。副作用の強い医薬品の使用法はあくまで、急性に悪化したときで他に手段がない場合や命に関わる重篤なケースにのみ、短期間に限って使用することが基本です。

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