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現役医師であり統合医療の第一人者である崎谷医師が、関節リウマチの症状・原因・治療に悩む方に対して情報を発信しています。

関節リウマチ医学最新ニュース(35)

1年超の授乳で関節リウマチ(RA)のリスクが半減

マルメ大学病院(スウェーデン・マルメ)リウマチ病学科のMitra Pikwer博士らは,長期授乳の女性では関節リウマチ(RA)リスクが低いことをAnnals of the Rheumatic Diseases(2008; オンライン版)に発表しました。

関節リウマチ(RA)女性136例と非 関節リウマチ(RA)女性544例を対象とした今回の研究では,関節リウマチ(RA)罹患リスクは授乳しない女性と比べて,授乳期間が1か月以上12か月未満の女性で25%低減し,13か月以上の女性では半減したという結果でした。

膠原病の中では妊娠中に悪化するものもあれば、関節リウマチのように症状が改善する場合もあり、その明確な理由は分かっていません。今回の研究では、関節リウマチ(RA)罹患リスクを低下させる可能性があるとされる経口避妊薬の服用には,長期授乳と同等の防御効果は認められなかった。また,出産しても授乳しない場合にも,同等の防御効果がないという結果だったようです。

ホルモンの関与でないとしたら、授乳するという行為は何を意味しているかを考えるべきでしょう。人によっては、授乳という行為を継続している間は、自分の体の維持にエネルギーが向いているために、膠原病に体表される慢性炎症の引き金となる活性酸素(フリーラジカル)の発生が抑制されるからかも知れません。ですから、必ず授乳していると関節リウマチの症状が改善するというわけではないでしょう。

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