現役医師であり統合医療の第一人者である崎谷医師が、関節リウマチの症状・原因・治療に悩む方に対して情報を発信しています。
関節リウマチ医学最新ニュース(32)
関節リウマチに対する長期的な生物学的製剤使用
日本の関節リウマチ(RA)患者に対する生物学的製剤の長期安全性を、抗リウマチ薬(DMARDs)使用者を対照として検討するREAL研究が進行中しています。その追跡半年時点での中間解析(東京医科歯科大学大学院薬害監視学)で、は生物学的製剤使用者では重篤有害事象と重篤感染症の発現頻度が高く、特に高齢者と慢性肺疾患有病者では、そうした傾向が強いことを認められました。
6カ月以上の追跡が可能だった生物学的製剤使用関節リウマチ患者498例(インフリキシマブ使用患者220例、エタネルセプト使用患者278例)と、DMARDs使用関節リウマチ患者369例における2008年2月末日時点での有害事象発現状況が比較されました。
重篤な有害事象と重篤な感染症の発現率は、生物学的製剤使用関節リウマチ患者群が13.4件/100人・年と6.0件/100人・年、DMARDs使用関節リウマチ患者群が8.9件/100人・年と2.6件/100人・年であり、いずれも生物学的製剤群で高率でした。背景因子補正後の生物学的製剤群における重篤な感染症発現のハザード比(HR)は2.31(95%CI:1.03-5.17)であり、有意なリスクの増加が認められています。
次に、生物学的製剤使用関節リウマチ患者群の中で、重篤な感染症を起こした患者(n=35)と起こさなかった患者(n=463)を比較すると、前者では有意に年齢が高く(65.5歳 vs 56.8歳、p<0.001)、慢性肺疾患の有病率が高い(45.7% vs 15.3%、p<0.001)という違いが認められています。高齢(≧65歳)あるいは慢性肺疾患を持つ生物学的製剤使用関節リウマチ患者群における重篤な感染症発現のHRは、それぞれ3.16(95%CI:1.52-6.57)、2.90(95%CI:1.43-5.87)でした。
長期的な生物学的製剤の使用は、日本の関節リウマチ患者さんにおける重篤な有害事象、重篤な感染症のリスクを高めることが明らかとなり、高齢の患者や慢性肺疾患を持つ関節リウマチ患者さんでは重篤感染症のリスクが高いことも判明しています。
今回の結果から、高齢、あるいは肺の病気をもつ関節リウマチ患者さんへの生物学的製剤の使用は非常に難しいという結果が導きだされました。
- 関節リウマチの進行を早期に止めたい方
- 関節リウマチで10年以上悩んでいる方
- つらい副作用のない自然な治療を希望される方
- 関節リウマチと診断され治療に不安を感じている方
- 関節リウマチを真剣に根本的に治したい方
以上のどれかに該当される方は今すぐ左上バナー又は下記よりご応募下さい



