現役医師であり統合医療の第一人者である崎谷医師が、関節リウマチの症状・原因・治療に悩む方に対して情報を発信しています。
関節リウマチ医学最新ニュース(26)
関節リウマチの進行に〜抗RANKL抗体denosumab〜治療が有効(骨びらんの進行を抑制)
一般集団の女性と比べると、関節リウマチの女性患者さんでは臨床的な甲状腺機能低下症が3倍高い頻度で認められたと報告されています。さらに、甲状腺機能低下症の関節リウマチの女性患者さんは、甲状腺機能正常の関節リウマチ女性患者さんよりも心臓血管障害のリスクが4倍高くなったと報告されました(『Annals of the Rheumatic Diseases』2月号)。
甲状腺機能低下症は、橋本病のような膠原病、自己免疫疾患です。つまり、甲状腺に炎症が起こることで甲状腺の細胞が機能低下します。関節リウマチが決して、関節の炎症の病気でなくて全身の慢性炎症と考えるべき理由がこの論文からも分かります。甲状腺や血管の炎症も合併することから、関節リウマチであっても甲状腺の機能をスクリーニングすべきであると本論文は結論づけています。
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