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現役医師であり統合医療の第一人者である崎谷医師が、関節リウマチの症状・原因・治療に悩む方に対して情報を発信しています。

関節リウマチ医学最新ニュース(17)

新規遺伝子が関節リウマチの発症リスクに関連

ヒト9番染色体上に存在する腫瘍壊死因子受容体関連因子1(TRAF1)および補体成分5(C5)、2番染色体長腕(2q)上のシグナル伝達性転写因子4(STAT4)が、関節リウマチの発症リスクを増大させる遺伝子として報告されました。

(N Engl J Med. TRAF1-C5 study and editorial published online September 5, 2007. STAT4 study: 2007;357(10):977-986. )

腫瘍壊死因子受容体関連因子1(TRAF1)という遺伝子は、現在関節リウマチの治療で使用されている生物学的製剤TNF-α阻害薬に関係するものです。この遺伝子はTNF-αというサイトカインが結合する受容体を介したサイトカインネットワーク(シグナル伝達)の阻害に関係しているといわれています。

補体成分5(C5)遺伝子は、産生された補体C5切断が炎症性化合物を生成します。C5を欠損させたマウスは炎症性関節炎に罹患しにくいことが分かっています。

したがって、関節リウマチの慢性炎症にこの2つの遺伝子が関与していることが判明しました。

STAT4という遺伝子は、T細胞および他の免疫系細胞のシグナル伝達に深く関与しています。この遺伝子がホモの場合は、関節リウマチ発症リスクが60%上昇したと報告されました。

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