現役医師であり統合医療の第一人者である崎谷医師が、関節リウマチの症状・原因・治療に悩む方に対して情報を発信しています。
関節リウマチ医学最新ニュース(16)
免疫細胞の悪玉化
成人の治療困難な喘息は、かぜなどによるのどの炎症で免疫細胞の一種が悪玉化し、 特殊なアレルギー反応が起きることが原因とマウスの実験で報告されました(米科学アカデミー電子版、8月28日)。
炎症部位から出る炎症関連物質(サイトカイン)が、リンパ球に働きかけて異常な免疫反応を起こすところは関節リウマチの病態と全く同じです。
この実験の結果からも、炎症関連物質を抑えれば、喘息の症状が治まると結論づけています。
しかし、喘息も関節リウマチと同様で、あるサイトカインを抑えたところで、複雑なネットワークで相互依存して連動する免疫システムを都合よく変化させるのは至難の業でしょう。
実際、現状ではサイトカインネットワークの一部しか解明されていません。
かぜなどによる炎症で免疫細胞が悪玉化するのは、サイトカインのせいではありません。リンパ球が処理能力以上のウイルスや細菌を抱え込んで、異常細胞に転化しただけですので、ウイルスや細菌などの異物が原因なのです。
関節リウマチの方は、とくに崎谷研究所で指導している生活習慣改善をしっかり行っていないと、感染の危険が高まり、リンパ球の処理能力(つまり免疫力)が低下しますので注意が必要です。
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