現役医師であり統合医療の第一人者である崎谷医師が、関節リウマチの症状・原因・治療に悩む方に対して情報を発信しています。
関節リウマチの原因(3)病態
現在、関節リウマチの発症モデルでは、感染あるいは他の刺激(有害物質の蓄積などの複合因子)が炎症を次々と引き起こすことで関節破壊起こると考えられています。専門的な話になりますが、関節リウマチの発症の機序を簡潔にまとめると以下のようになります。
感染などの刺激を受けると
- (1)樹状細胞(白血球の一種)がバイ菌などを取り込み、リンパ節に移動して、抗原をリンパ球のT細胞に提示します。
- (2)活性化されたT細胞は、増殖して関節に移動します。
- (3)関節の滑膜という組織で活性化されたT細胞は、インターフェロンや炎症性サイトカインなどのホルモンのようなものを産出します。
- (4)この刺激で関節内のマクロファージ(白血球の一種)、B細胞(リンパ球)、線維芽細胞、軟骨細胞、破骨細胞などを刺激します。
- (5)このうち活性化されたマクロファージ、線維芽細胞は、MMP(コラーゲン溶解酵素、プロテアーゼ)、TNFα、インターロイキンなどを産出します。
- (6)MMP(コラーゲン溶解酵素、プロテアーゼ)、TNFαなどが関節での炎症を拡大させます。その結果、関節の破壊が進行し、関節痛、関節の変形など関節リウマチ特有の症状が出ます。
現在、日本で関節リウマチの最新治療で使用されるサイトカイン阻害注射剤は2剤(商品名:レミケード、エンブレル)ですが、いずれもこのTNFαというサイトカインと呼ばれるものを阻害する薬剤です。
一方、崎谷研究所が生活習慣改善と同時に指導している「コラーゲン溶解ブロック治療」は、MMPというコラーゲン溶解酵素を抑えるものです。また、コラーゲン溶解ブロック療法で使用するカテキン(緑茶の成分)は、最新治療がターゲットとしているTNFというサイトカインを阻害する働きを持っています。
いずれも大きくは「抗サイトカイン」治療といえます。
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