現役医師であり統合医療の第一人者である崎谷医師が、関節リウマチの症状・原因・治療に悩む方に対して情報を発信しています。
関節リウマチの原因(2)
一般にリウマチなどの免疫異常をアレルギーとよばれますが、I〜IV型に分類されています。リウマチはこのうちII〜IV型アレルギーが複雑に関係しています。
- I型
これは「花粉症」にみられるものです。汚染された花粉に対して、IgEという抗体が大量に血液中に作られます。IgE抗体は、花粉などの抗原が入ってくると結合して、肥満細胞などのアレルギー症状(くしゃみ、鼻水)を引き起こす細胞を刺激します。この反応は即時に起こるので即時型過敏反応といわれます。 - II型
これは「溶血性貧血」「血小板減少症」などがあります。抗体が直接自分の細胞を傷つけるものです。自分の赤血球や血小板を攻撃する抗体ができれば、次々と赤血球や血小板破壊されていきます。 - III型
これは「全身性エリテマトーデス(SLE)」などの膠原病に代表されるものです。抗原と抗体が結合したものを免疫複合体といいますが、これに補体とよばれるタンパク質が結合して、自分の細胞を傷害します。 - IV型
これは「関節リウマチ」に典型的にみられるものです。リンパ球の一種であるT細胞などが直接、自分の細胞を攻撃し、炎症を起こすものです。
これらは全て、私たちの生体防御の異物を攻撃する型です。現代医療では、これを「免疫が過剰に働いている」「免疫力が異常に高まっている」と表現しますが、まったくの見当違いです。免疫力が上がったのではなくて、自己のなかに異常な細胞が増えたことによるものです。
この異常な細胞が増えた原因は、ばい菌・ウイルスなどの細胞内感染や有害物質の細胞内蓄積によるものなのです。
関節リウマチの患者さんは、むしろ免疫力が下がっているからこそ、ばい菌・ウイルスの細胞内感染や有害物質の細胞内蓄積が起こるのです。
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